AST, あるいは値を文字列に変換する関数。

Haskell流にshowとしても良いかもしれない。

Glispにおけるprintのルール

• あるASTの評価結果となる値をprintする時、その文字列をパースしたASTでオリジナルのASTを置換した場合の評価結果も同一になることを保証する
  • ただし、生のJSオブジェクトを含むASTなど、元のAST自体が文字列からパースされたものでは無い場合、この限りではない
  • Glispでは参照透過性の観点から許さないが、JavaScriptのSymbol値のようなものは、print → 再parseを経ると異なる値になる
  • 対応するリテラルが存在しないものはプリントしようが無い
    • Atom型の非リテラルなど
    • JSで宣言された関数など

つまり、値それ自身にはprint関数は必要無く、同じ評価値を返すASTに変換する関数 toAST があれば良い。ASTには必ず print関数が実装されているので。

• expandは1ステップ評価に相当する。1ステップ評価を複数回繰り返すことで、やがて正規形（これ以上評価しようのない式、つまり値）となる。

(let x = type [...number]

ASTの中にも正規形となり得るものがある

• 非リテラルな値（アクション型）を返す式。 (def “a” 10) は評価置換できない
• つまり、 toAST を持たない値は、それが最終的にどのASTから返された値かを記憶する必要がある。
  • だけど、そうすると例えば (def “a” (+ 1 2)) から返されたIOアクション値が指すのは、この式それ自体となる。評価置換された際には、せめて (def “a” 3) になっていて欲しいような気もする
  • これは最終的に、引数が正格評価か遅延評価かの違いな気がする
• (if true (+ 1 2) (* 3 4)) の展開は 3ではなく、マクロ的に (+ 1 2) になっていて欲しい。
• JSで定義された関数もまた toAST できない。JavaScriptでいう [native code] のように表示するしかない。